本当に欲しいものを手に入れる

先日東京へ日帰り出張してきました。

わたしが三年前に参加した
『出版プレゼンテーション』

 

 

今回は、ギャラリーとしてリラックスして
参加者さんの応援です。

美容系、健康系、ビジネス系など、
その道のトッププロたちの熱い語り。

引き込まれます。

「そのお話もっと聞きたい!」

「そのメソッド知りたい!」

「そのお話を教えてあげたい人がいる!」

サロンを持った時に、一番早く用意したのが
本棚というくらい、
本好きのわたしとしては、

「半年も待てないよぉ〜〜〜〜」

知的好奇心がくすぐられまくり。

慢性知りたい病に罹患しております。(^^;

夜は、こんなエネルギーの高い人たちに囲まれ、
わたしもパワーチャージさせていただきながら、
たくさんのことを思い出す機会ともなりました。

わたしに出版の機会が与えられたのも、
偶然が始まり。

先日のプレゼンテーターさんたちのように、

「出版したいです!」

と自ら手を挙げて参加したのではありません。

「世の中の動物たちみんなが、
満足した一生が送れればいいのにな」

「わたしが伝えていることが、
もっと世の中に広がれば現実になる!」

そんなことも思いました。

「ペットと飼い主は鏡」

という宇宙法則が、もっと浸透すれば、
飼い主さんも楽になるし、
ペットたちも、もっと楽にお役目を果たせるのに。

そう思った時に、「有限」の枠にとらわれました。

いくら頑張っても、世界が変わってしまうところまで
たどり着くことはできない。

たおやかな地球ができる前に、
わたしが死んじゃうわけだし。

けれど、人に伝えていけば
有限が無限に変わると思い付きました。

有限の肉体を越えて、無限を手にする方法。

その一つが、講座の開講。

講座にもお越しになれない方に
伝える術が、本!

だったのです。

が!

あなたもご想像の通り、
出版なんて、そうそう叶うものではありません。

自費出版やキンドルならともかく。

自分の書いた本が、書店に並ぶ光景は、
想像しがたいものでした。

本当に、願いが叶うなら、
しかるべき時に、チャンスはやってくるのだろう。

それくらいにしか思っていませんでした。

願いつつも、執着しすぎない
そのスタイルがよかったのかもしれません。

思わぬチャンスが舞い込んできました。

「出版に興味ありませんか?」

セールスでこのようなメールが
飛び込んでくることはありますが、

しかるべき筋からのお誘い。

一瞬ポカンとしましたが、
2秒後には、イエス!のお返事をしていました。

それから5カ月後、準備を整えて、
プレゼンに臨んだのですが、
惨憺たる結果。。。

プレゼンに費やした労力があまりにも大きく、
いわゆる燃え尽き症候群のような脱力感に襲われました。

時間もお金もエネルギーも
全部無駄にしたように感じて、

やさぐれてしまいたくなりました。

ほかの参加者さんのように
長年のキャリアがあるわけでもなく、

法人経営をしているわけでもなく

主婦の趣味が高じた
延長線上のものでしかないのか…。

元々、自己肯定感低く、
自己否定が強い在り方ですから、

こういう一つの大きなことがあると、
そういった在り方に足を大きく
引っ張られそうになります。

自暴自棄になることなんて、
得意中の特意なのですから。

だけれど、もう一度振り返ります。

本当にやりたいことからブレてはないのか?

本気で地球に貢献したいと思っているのか?

それにウソはないのか?

本当に世界を変えるだけの
行動をしていこうという覚悟はあるのか?

「オマエは本気か??」

「本気なら腐るな!」

自分にカツを入れながら、
何とか日常に戻りました。

「いつかきっとチャンスは来る!」

「目の前のやるべきことを
淡々と完了していくこと。

きっとその先にやってくるのが出版。

ベストなタイミングで天が
ギフトを与えてくれるはず。

天が応援したくなるような
生き方をしよう」

出版プレゼン参加から、おおよそ1年後が、
そのタイミングだったようです。

「企画が通りました」

その通知を受け取ったとき、
また一瞬ポカンとしました。

忘れかけていましたから。

そこからまた約1年後、

一字一句自分で書いた本が
本当に書店に並びました。

発売日が決定するまで、
誰にも言わず、ひっそりと執筆をしました。

途中、スランプに陥り、
全く書けなくなったこともありました。

書くことから逃げ出したく
なったこともあります。

「この企画、ボツにならないかな」

あれだけ欲しかったものを
捨てたくなるなんて。

ここまで来るのに、
支援してくださった方の面目が立たなくなる…。

情けない自分にどれだけ直面したことか。

「諦めなければ必ず叶う!」

アニマルコミュニケーションの講座で伝えていることが
ウソではない、本当であることを
自らの背中で証明できて、ほっとしています。

早く簡単に手に入ることが、
持てはやされる現代。

本当にほしいものは、
それでは手に入らないのかもしれません。

『その子(ペット)はあなたに出会うためにやってきた。』
http://dear-mum.com/book1/