意識不明のワンコの言葉にハッとする

あまりの感動にウルウルな2日間です。

昨夜、緊急でアニマルコミュニケーションの
セッションがありました。

激しい神経症状により、
入院中の大型犬の飼い主さまと
お話をさせていただきました。

そのコ自身の唾液でも
誤嚥の危険性ありとの診断。

目は開いてはいるけれど、
意識はありません。

たくさんの管とお薬で
延命をしている状態との
ご連絡をいただきました。

 

 

この状況を推察しただけで、
厳しい状況ですよね?

お国によっては、飼い主の意向に関わらず、
安楽死となってもおかしくない、
そんな状態だと思います。

当然のことながら、飼い主さんのお心は、
とても揺れていらっしゃいました。

この状態を維持することは、
ただの飼い主のエゴなのではなかろうかと。

引き留めたい想い。

手放してやりたい想い。

この狭間で拮抗するのは、
とてもよくわかります。

だって、わたしがそうだったから。

「手放すのは、やれることを
すべてやってからでいい!」

9年前に、わたしもそんな
体験をしました。

それをきっかけに
アニマルコミュニケーションを
自分でやれるようしました。

 

 

さて、その大型犬の飼い主さま。

とても素直に心中をお話くださいました。

「エゴかもと思いながら、
このコが、もう死にたいと言ってきても、
それは受け入れられない」と。

そこで、こんなお話をしました。

「そうですよね。

揺れるお気持ち、
突然のことで、混乱されるのも、
よくわかりますよ。

ペットさんたちから、
もう死にたい!
と直接的な言葉で聴いたことは、
わたしはないです。

だけれど、
もう体が限界なの…
という言葉は聞いたことはあります。

もし、このコが伝えてくる言葉を
聞いたとしても、言葉によって、
受け入れる、拒絶する、
という判断をなさるなら、
最初から聞かない方がいいと思いますよ。

このコの想いを聞いて、
飼い主さんの想いも伝えて、
双方で、折り合いポイントを見つけるような、
時間にすることもできます。

どうされますか?」

まずは、この点を確認しました。

 

 

この状況下で、飼い主さんの思考が
混乱しているのは当然のことですから、
まずは、深い呼吸を誘導させていただいてから、
このようなご提案をさせていただきました。

「やっぱり…

りこさんなら、
そうおっしゃると思いました」

ワンちゃんの専門家でもあられますので、
とても理解が早くていらっしゃいます。

さすが、意識が高くて素晴らしいと
感じました。

飼い主さまは、たとえ厳しい
内容であったとしても、
そのコの想いを尊重して、
折り合いを探ることを選択されました。

 

 

ようやく、アニマルコミュニケーションが
始まりました。

そのコに、静かに意識を合わせます。

そのコから生命力を感じました。

一生懸命に生きようとしていました。

「生きたい!」
とか、
「死にたくない!」
とか、
そういった類の感覚ではありません。

今のこの状況を受け入れ、
精一杯に生きることにチャレンジ
しているようなイメージでした。

だったら、延命措置や
積極的な治療を望んでいるのか…?

そういう細かなことは、
優に越えています。

ただ、与えられたその体を
すべて使い切るために生きる!

そんなイメージでした。

 

 

命を1ミリも無駄にしない、

とても大切に費やしている、

そんな感覚です。

感動の涙があふれました。

まるで、問われて
いるように感じたのです。

「あなたは、命を生き切る
ことをしていますか?」と。

あなたは、どうですか?

この一瞬一瞬という貴重な時間を
生き切っていますか?

これは、ニンゲンたちへの
問いかけかもしれません。

命を軽んじていないだろうか?

命の時間を大切にしているだろうか?

自分の命を慈しんでいるだろうか?

他人の命を愛おしく
大切にしているだろうか?

そのコからの言葉を聞き、
ハッとしました。

とても深く考えさせられました。

 

 

生まれた時から、体が
不自由な面があります。

だからなのか、
とてもエネルギーが薄い。

今、体調を崩しているからではなく、
元々生まれ持ったエネルギー値が
低いのだと感じました。

すごく心優しくも感じました。

すると、そのコの心の中に、
キラキラと輝く宝石が
埋められていることに
気づきました。

深い紫色の宝石が
崇高な輝きを放っていました。

アメジストのような深い紫。

あまりの美しさに、
見惚れてしまいます。

そのキラメキを見ているだけで、
わたしの心まで美しく輝き始めるような
感覚になりました。

あまりの心地よさに、
うっとり。

虚弱な体を携えて、
この地上にやってきた
チャンレンジャー。

「生きる」を体験するために
神さまが、そのコの心に埋めて
くれたのでしょう。

紫にきらめく宝石を。

 

 

飼い主さまは、そのコの想いや
ミッションを知り、

「うちには、大きなお役目があるコ
ばかりがやってくる」

こうおっしゃいました。

だって、そのコを受け止められるだけの
器を持った飼い主さまのところへ、
ちゃんとやってくるように
なっているのですもの。

ですから、飼い主さま自身の
今世のミッションも大きいのでしょう。

だからでしょう?

「りこさん、この事例、
誰かのお役に立つなら、
是非とも使ってやってください!」

と、すぐに自ら、
お申し出くださったのです。

昨夜のセッションのシェアを
こんなにリアルに記せるのは、
飼い主さまのご厚意によるものです。

心より感謝をいたします。

 

 

セッションがあった昨日は、
食べ物のにおいに反応が
あったそうです。

そして、今朝は、
お声を発するようになり、

夕方には、神経症状が少し軽減し、
さらにお声が出るように。

「生き切る!」

そのコの想いを尊重した
飼い主さんの愛の賜物ですね。

この先、
飼い主さんが、何をどのように
選択をされようとも、

それさえも、そのコの意識が、
飼い主さんを操作して
いるのだと思います。

魂のシナリオ通りのことが
起きているのですね。