ボケても忘れないハグの効能

あなたは、ハグが好きですか?

わたしは、大好き!

講座や練習会後、「ハグして~~」と
両腕を大きく広げて寄って来て
くださる方がとても多いです。

「握手してください!」には、
「じゃ、ハグもしましょ!」って、
ハグします。

ハグは何よりもの癒しのお薬。

どんな言葉よりも
癒し効果バツグンです!

こんなことがありました。

3年前に他界した義母は、
認知症を患っていました。

最期の辺りは、子供の顔もぼんやり、
名前も出てこない状態でした。

つまり、息子である、うちの夫さえ、
わからなくなることもありました。

なのに、

わたしは、一度も忘れられたことがありません。

顔も名前も、必ず憶えてくれていました。

そんなに甲斐甲斐しく
お世話したわけではありません。

なのに、なぜ??

一つだけ思い当たるのが、

ハグ!

認知症だと診断されるかどうか、
そんな頃から、義母とハグをしていました。

「うれし~~~~」
と子供のように、ありったけの力で
抱きついてきた、あの力強さは、
今でも記憶にあります。

義母の記憶の中にも、
それが残っていたのかもしれません。

ハートとハートが重なる感覚。

一つに溶け合うワンネスな感覚。

何も区別ない、
あなたもわたしも同じ。

同じ愛でできている。

元々は愛の存在。

なのに、人はいつの間にか、
分離をし始めます。

認知の歪みが大きければ大きいほど
隔たりを創ります。

まるで、相手がおかしいかのように
立ち居ふるまうのです。

元々は、同じ愛なのに。

すっかり忘れてしまうのです。

一方、ペットたちはどうでしょう?

彼らは、いつも無条件の愛で
飼い主を受け入れてくれます。

もし、

「えっ!? そんなことないよね?」

と疑問を持ったなら、自分が100%
愛でいるかどうかを、自分に問うてみてほしいのです。

邪まな想い一つなく、ただただ愛でいて、
彼らに寄り添ってみてほしいのです。

きっと彼らの態度にも変化があるでしょう。

人間の子供が、お母さんの愛で育つように、
ペットちゃんたちも飼い主さんの愛が、
何よりものゴハンです。

ハグは、その愛を呼び覚ます行為なのかもしれません。