あの悪夢ような日から1年が経ちました
あの時、1年後の未来があるなんて、
思いもしなかった。
9月のカレンダーに変わった初日。
眼振と斜頸の症状が
7年ぶりに、小雪の身を襲った。
見る見る間に
右の眼球が飛び出してくる。
脳圧が高いことは
素人わたしにもわかった。
命にかかわる。
怖かった。
心細かった。
どう見ても、緊急で
病院へ運ぶ状態にある。
でも、わたしは
それをしなかった。
「病院へ連れていく?」
天に尋ねた。
小雪ではなく、天に。
答えは、「NO」
三度尋ねたけれど、
三度ともNO!
その答えに抵抗するかのように、
「YES!って言ってよ!」
とも伝えたけれど、
やはり、NO!
しか聞こえてこない。
目が回り、真っ直ぐに
歩けずに倒れ込む犬を目の前に、
思考がグルグルと渦巻いた。
「病院へ行かないなら、
自分でやれることをやるしかない」
幸い7年前に倒れた時よりも、
引き出しは増えている。
小雪が、あれこれと
問題提起してくれたおかげで、
わたしのメンタルも鍛えられた。
病院へも行かずに、
小雪が死んだら、
どんなに周りの人に
責められるだろうか…
「天が『行かない』と
伝えてきたから」なんて、
そんなワケのわからない回答を
家族が受け入れるはずもない。
これでアニマルコミュニケーターを
名乗り続けていけるのだろうか。
健康にも力を注いでいる
うちのスクール。
自分のコを、そんな形で亡くして
これからも健康講座を
運営していけるのだろうか。
たくさんの妄想が渦巻く。
とめどなく湧いてくる。
そして、はたと我に返る。
他人の評価、見られ方にしか、
視点が向いていないことを気づく。
そこには、小雪が不在。
自己保身しか考えていない。
完全にベクトルが
自分自身に向いていた。
なんてこった。
今、見るべきところは
そこではない。
窮地に立つと、
昔から身に着けてきた
思考がむくむくと顔を表し、
知らず知らずのうちに
自動発動される。
小雪がどうしたいか…
小雪の体は、
どうしたがっているのか…
冷静さを取り戻し、
飼い主目線を脇に置き、
講座で教えているように、
ニュートラルな立ち位置を創り、
小雪の体に意識を向ける。
生命エネルギーを感じる。
見た目の症状とは裏腹に、
体は生きようとしている。
これも、三度見直した。
いずれも同じ判断。
生きようとしてる命なら、
救う方向に動くしかない。
飼い主がオロオロして
いる場合ではない!
恐怖や迷いのエネルギーは、
ほしい結果には逆向きのエネルギー。
講座で伝えていることを
この火事場で使えなければ、
それはまがい物。
知っている知識を
ただ横流しにしているだけの
嘘つきではないか!?
そんな思考さえも必要ないと
脇に置き、
小雪の飼い主になり切る。
ほぼ感覚で、
小雪治療メニューが出来上がる。
うまくいく保証なんて
あるはずもなく、
自信などない。
けれど、病院に行く選択を
しないのだから、
自分でやるしかない。
これで、小雪を失うことになっても、
それを受け入れると決めた。
ペットたちは、どんなことがあっても
飼い主に恨みつらみを言うことはないと
知っていたから。
それよりも、飼い主が決めて迷わず、
信念に従ってやり抜く方が、
ペットたちも満足だということも
知っていたから。
小雪の体へのアプローチと
同時に、わたし自身の内面にも
アプローチした。
ペットと飼い主は合わせ鏡。
小雪は症状で、わたしに
どんなメッセージを送っているのか、
そんな観点からも
小雪の叫びを聞いてみた。
小雪の症状が訴えている
サインを受け取る。
小雪からのギフトだった。
こうして、
ただただ直感に従って
動いていると、
天からギフトがやってきた。
わたしがずっと取り入れている
原因療法を施してくださる
福岡在住の獣医さんが、名古屋まで
往診してくださることになった。
それも、わたしが連絡を入れたのが、
たまたま先生が大阪で診察中の
出来事だったようだ。
いつもこうして、
わたしは周りの人々に
救われている。
今でもそう。
認定者をはじめ、たくさんの
生徒さんたちに助けられてる。
愛と感謝を忘れない。
これは、どんな時も共通項。
どんなことがあったとしても、
ご縁があった人は、
逢うべくして出逢った人。
大なり小なり、
何かしらを運んで
きてくれている。
ギフトを見出し、
その愛を受け取り、
感謝する。
ご恩を忘れないのも、
犬飼いの特長かもしれない。
うまくいかない時は、
何かがブレている時。
それを建て直せば、
軌道修正される。
現在も、小雪からのサインを受け取り、
絶賛、軌道修正中。。。
いつも、心の奥の方に
感じていたシコリを、
感じなくなっていることに
気づいた。
「こゆちゃん、いつもありがとう!
こゆちゃんのおかげで、
マミィは魂の洗濯まで
できました」
計り知れないチカラを持つ
ペットたち。
無償の愛を教えるために
人間の下へやってくるとしか
思えない。
明日から、アニマルコミュニケーター養成講座
第8期がスタートします。
また、受講生さんと合わせ鏡となり、
互いに成長してくことでしょう。
「引きこもりだった息子が、
仕事に就いた!」
「猫さんの糖尿病が
完全に治った!」
「どうにも我慢できない
上司との関係が
劇的に改善した!」
これまでの受講生さんの
こんな成果に続き、
どんなミラクルストーリーを
創れるでしょうか。
とっても楽しみです♪