飼い主のカウンセリング中に留守番中のペットの身に起きたこと
先日、こんなカウンセリングがありました。
『人生の目的発掘カウンセリング』をご希望でした。
「本当に目的って出るのかな・・・」
Aさんは、少し不安げな表情。
「これまで、出なかったことはないので、お任せくださ~い♪」
わたしは、クライアントさまの人生の変容の時に寄り添うことが、大好物です。
ですから、ほんとうに音符が飛ぶような気分です。
わたしのカウンセリングは、よく誤解されるのですが、いわゆるスピリチュアルカウンセリングではありません。
リーディング、チャネリングなどの技法は一切使いません。
使うのは、質問するチカラだけです。
人間の脳は、質問をされると自動反応的に答えを探そうとします。
わたしから投げられる質問に、大抵の方は、こうおっしゃいます。
「え~ そんなこと聞かれたことがない!」
そうです。
人生で初めて尋ねられることです。
脳は、考えたこともない領域に、一生懸命に検索をかけます。
ふと出る言葉に、自分で驚く方も多いです。
ふと出る、
これが大切なのです。
これは、その方の潜在意識から浮き上がってきた声です。
カウンセリング中、何度も何度も、同じワードが出てくることも。
自分の価値観、
自分の世界観、
自分が本当には何を大切にしている人なのか?
蜂須賀有美さんは、言葉でしっかり答えられますか?
これを知っているだけで迷いがなくなります。
Aさんは、わたしとのやり取りの中で、
これまで10年以上も、グルグルと堂々巡りして
人生がうまくいかないと感じていた理由を見出されました。
その根源にも徹底的にフォーカスして解きました。
「あぁ、わたし・・・ 生きてて良かったんだ・・・」
魂と心が統合した瞬間でした。
「生きている意味がわからなかった」
その小さな呟きは、これまでの苦悩から脱却したことを表しています。
10年以上も、ドーナツ状の暗闇のトンネルをグルグルと回り続けてたそうです。
DearMumにやって来て数年、
ようやく、そこから出る勇気がやってきたのですね。
暗闇に慣れると、外の光は眩しすぎますからね。
トンネルに出口を作るのにも大きな勇気が必要です。
生きづらく、苦しいながらも、慣れっこになると、それもまた心地よいと勘違いするのです。
外に出なくていい理由を自動反応的に編み出します。
脳の防衛反応は、どこまでも賢いのです。
変化しない、もっともらしい理由、
もっともらしい既成事実・・・。
言えば言うほど、トンネルの出口は遠のきます。
他人を攻め、他人を責め、
自分を攻め、自分を責め、
環境を恨み、愚痴を言う。
ある意味、これはとっても楽ちんなのです。
これが人間。
でも、こんなステージから抜けようと決める勇気を持てるのも人間です。
一度、挫折を味わい、ドン底を体験した人は強いです。
その強さを、自分の人生にうまく使ってやれば、今度は生きるチカラとなります。
わたしのカウンセリングは、自分の内面とトコトン向き合うことが必要だと知っていながら、お越しになられました。
その覚悟が、Aさんの人生のステージを変えたのでしょう。
すばらしい瞬間に立ち会わせていただけたことに感謝です。
カウンセリングを終えて自宅に戻られたAさんから、報告が届きました。
帰ったら、お留守番の猫さんに事件が起きていたそうです。
出かける前に押入れで寝ていた猫さん。
気持ち良さそうなので、押入れの戸は開けたまま外出されたそうです。
なのに、なぜか、帰宅したら戸が閉まっていた。
出られなくなった猫さんが、必死で戸の内側を引っ掻き引っ掻き、戸を開けて脱出した形跡が残っていたそうです。
それを見て、ご自身の人生の縮図だと感じたそうです。
Aさんが、暗闇の中でもがき、やがて可能性の扉を開くまでに至った10数年の足跡がそこに。
Aさんは、それに気づき、猫さんにたくさんの感謝を伝えたそうです。
Aさんの人生、この先に何があるのかはわかりません。
だけれど、もう過去を引きづって惰性で生きることはなくなるでしょう。
これから何が起こるのか、ワクワクします。
吉報をお待ちしています♪
あぁ~ ペットちゃんたちって、どこまで飼い主想いなのだろう。。。
崇高な魂に恥じることなく生きたいとわたし自身も襟を正しました。